いちかわのほほん古本市開催の趣旨は

いちかわのほほん古本市

のっけから硬い言葉で言うと、デジタル・ネイティブな子どもたちが今後、社会の一員としての思考力や表現力を身に付け、健やかに成長していくためには紙の図書に慣れ親しむことが大切だと考えていて、それなら、地域にある図書館と接点を持ち、子どもたちが自らの意思で通い、安心できる居場所の一つとなれたらいいなということでした。

また、最近の共通テストは現代文以外の科目であっても、特に数学においては文章題の出題傾向が高く、出題の意図を読めないことにはそもそもが「なにを尋ねられているのかわからない」という事になりがちです。

そして、読むにもステップがあると感じていて、文字が読める(国語力)、文章が読める(国語力)、話が読める(他者への理解・リテラシー)、背景や行間が読める(知識と教養)と、いう順があるのかなと思います。

このことは学校の現代文や国語のテストで求められる能力だけに留まらず、社会を構成する一人として、他者とコミュニケーションをする際にも求められるのではないかと感じています。

そしてその能力はある程度の読書量にて養うことができるんじゃないか、だとすれば、知のリファレンスとしての図書館の蔵書は市民の財産であり、それをもっと活用できたらいいなというのが、このイベントを立案したきっかけになります。

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